高校時代に進学を考えた時、特にやりたいことはなかったのですが、唯一興味を持てたのが建築です。大きな建物を建てることに格好よさを感じましたし、衣食住の「住」の部分に貢献できる仕事であれば、大きな収入が見込めそうなところも魅力でした。そして、大学では建築を選考して、モルタルの強度に関する研究を行っていました。

㈱麻生に興味を持ったきっかけは大学の先輩です。その人は、大手食品メーカーの内定を辞退して、㈱麻生に入社をしていました。そこまでして入りたかった会社ってどんなところだろうと興味を持ち、選考に進んでみることに。面接が進む中で建築の知識しかないことに不安があったのですが、「文系理系は関係ない、働いてから得意分野を見つけたらいい」と役員に言ってもらえたことが決め手で、入社しました。

すごいと思われる仕事よりも、人が嫌がる仕事ができるようになることが目標です。例えば、1億円の仕事をつくることはすごいのですが、それよりも想定外の複雑なトラブルを何とかしているほうが、私はすごいと感じます。そのような仕事は高い専門性が必要ですし、メンタル的にもタフなことが起こるものです。しかし、だからこそ、そこに積極的に関わることで自分の存在価値が高まっていくと考えています。もちろん、ストレスもかかりますが、後輩、先輩、上司、家族がいるからこそ、頑張れているのだと思いますね。

新入社員の頃から、社長や役員の方々と話す機会があるところは、不動産事業部の大きな特徴だと思います。社長は会議の時間に余裕があれば、「何かありませんか」と若手に発言を促してくれるため、そこでは自分から気になっていることを発するようにしています。そうした機会を通じてトップの考えがイメージできるのは、モチベーションになりますね。

今は、1歳の息子と遊ぶことが趣味になっており、少しずつ歩けるようになってきたので、よく公園に連れていって遊んでいます。子どもには不自由はさせたくないですし、家族も大切にしたいですから、そのためにもしっかりと仕事を頑張っていきたいと思います。